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24節気について

Posted by nakama-jimu on 20.02.04 22:09
二十四節気は中国の戦国時代の頃、太陰暦の季節からのずれとは無関係に、季節を春夏秋冬の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつで、一年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられています。

重要な中気である夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分は併せて二至二分(にしにぶん)と言い、重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を四立(しりゅう)、二至二分と四立を併せて八節(はっせつ)というそうです。本来の二十四節気は中国の中原を中心とした地域の気候をもとに名付けられているため、日本で体感する気候とは季節感が合わない名称や時期があります。例えば夏至はまだ梅雨の真っ只中にあり、蝉はまだ鳴き始めていないですし、小暑では蒸し暑さは増すものの七夕を眺めるような晴れの空は期待できず、暑中ではあるのに地域によって梅雨寒となることもあります。大暑は「最も暑い時候」と説明されますが、盛夏のピークは立秋の前後となります。

日本ではこのような事情を補足するため、二十四節気のほかに、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる季節の区分けを取り入れました。

二十四節気や雑節は、旧暦に追記されて発行されていました。
旧暦の日付は、年ごとに月がおよそ1朔日間(およそ29.5日)の範囲で誤差が生じるため、二十四節気の日付は毎年異なります。それでも四立や八節に加えて一年の中の季節を分ける目安としては十分でした。さらに各気各候に応じた自然の特徴が記述されるものとして、二十四節気をさらに約5日ずつに分けた七十二候という区分けもあり、二十四節気と併せて暦注などに記されました。これらは現在でも農事暦や旬を楽しむ生活暦として使われており、新暦における日付とは異なるわずかな季節の変化、微妙な季節感を感じ取ることが出来ます。

日本は明治5年(1872年)以降、太陽暦をもとにしたグレゴリオ暦を採用したため、二十四節気の日付は毎年ほぼ一定とはなりましたが、新暦は旧暦に対し、年初の定義の違いから来る日付のずれが発生することから、いわゆる「月遅れ」が生じることとなりました。 この結果、例えば旧暦では「秋」であった「文月(7月)」が新暦では「夏」になったり、7月9日頃から8月11日頃までであった二百十日が新暦9月1日になったり、盆の節会を行う時期が地域によって新暦7月と新暦8月に別れたりするなど、月遅れによるそれまでの慣習との相違が発生しているほか、また上述のような元々の中国風の定義も絡み、現在でも若干の違和感が存在することから、日本のメディアでは「暦の上では……・・・」 と前置きして説明されることがあります、その暦こそが旧暦です。

このような事情から2011年、日本気象協会は現代日本の気候に合わせた新しい二十四節気を創造する事を目標とした準備委員会を設け、一般からも意見を募り、2012年の秋頃には「21世紀の二十四節気」を発表し、周知させていきたいという意向を示していましたが、「これまで培われた微妙な季節感を混乱させる」として反対の声が多く寄せられ2012年9月に計画は中止となり、現在でも二十四節気はそのまま使われています。

月名  節気  中気
一月・ 立春 雨水
二月・ 啓蟄 春分
三月・ 清明 穀雨
四月・ 立夏 小満
五月・ 芒種 夏至
六月・ 小暑 大暑
七月・ 立秋  処暑
八月・ 白露  秋分
九月・ 寒露  霜降
十月・ 立冬  小雪
十一月・大雪   冬至
十二月 ・小寒  大寒


以上、24節気についてネットから拾ったものを集約してみました。
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