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今日は立春

Posted by nakama-jimu on 20.02.04 13:41
節分は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言います。
江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多いです。

旧暦では立春に最も近い新月を元日とし、月の満ち欠けを基準にした元日と、太陽黄経を基準にした立春は、ともに新年ととらえられていました。
それで、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになります。

今も節分を「年越し」「年取り」と呼ぶ地域があるのはこの名残です。
数え年とは、生まれた日を1歳とし、誕生日に関係なく新年に皆が年を取る数え方ですが、皆さんのご家庭でも「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う事をして見えるかと思います。

文献によると、古くは室町幕府の記録『花営三代記』に「天晴。節分大豆打役。昭心カチグリ打。アキノ方申ト酉ノアイ也。アキノ方ヨリウチテアキノ方ニテ止」とあることから、この頃既に都の公家や武家で豆まきが習わしになっていたことがわかります。

穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっているという信仰があり、豆を語呂合わせで「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるようです。

豆をまく際には掛け声をかける。室町時代の相国寺の僧侶、瑞渓周鳳の日記である『臥雲日件録』の文安4年(西暦1448年)12月22日の記述には「散熬豆因唱鬼外福内」とあるように、掛け声は通常「鬼は外、福は内」です。

でも、地域や神社によって異なる場合があります。
鬼を祭神または神の使いとしている神社・寺社では、「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」としているところもあります。奈良県吉野町の金峯山寺で行われる節分会では役行者が鬼を改心させて弟子にした故事から「福は内、鬼も内」としています。

また新宗教の大本は鬼神を「艮の金神(国常立尊)」と解釈しているので、同じく「鬼は内」とし、「鬼」の付く姓「鬼塚」、「鬼頭」など)の家庭や、鬼が付く地名の地域では「鬼は内」の掛け声が多いといいます。

春が来た~と叫んでも、既に春の中って感じで、季節感が段々と薄れていくようなこの頃ですね。
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